国産コガネムシ標本写真館
ツヤマグソコガネ
Aphodius (Aphodiellus) impunctatus Waterhouse,1875
左右とも熊本県産
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分布:九州
体長:7.2〜9.2mm
雌雄の区別:♂の前脛節端棘の先端が裁断状になる。
生態:成虫は夏季に見られ、ダイコクコガネの新鮮な貯蔵牛糞に潜入し産卵する。幼虫はこれを盗食する。
九州特産種で、他の地域からは見つかっていない。変わった習性を待った種で、幼虫はダイコクコガネが貯蔵した牛糞を盗食する。夕方から夜間に飛翔する習性があり、灯火にも飛来する。以前は九州中部の牧場で普通に見られたが、ダイコクコガネの減少に伴い、見られる場所がかなり少なくなった。
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