国産蝶類標本写真館
オオモンシロチョウ
Pieris brassicae

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北海道産♂ 表面 |
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北海道産♂ 裏面 |
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北海道産♀ 表面 |
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北海道産♀ 裏面 |
分布:北海道、本州(東北地方北部)
生態:多化性で蛹で越冬して春に羽化し、その後秋まで世代をくり返す。成虫は地上2m程度のやや高い所を飛ぶことが多い。明るい環境を好むが、完全なオープンランドではなく、樹林周辺のキャベツ畑などの周辺を飛ぶことが多い。飛翔は滑空する様な飛び方をし、やや速く飛翔する。
食草:アブラナ科の栽培種、野生種。
1995年に北海道で発見されてから、数年で全道で見られるようになった。当初は人為的な持ち込み、放蝶によるものと考えられていたが、北海道に近いロシア南東部で普通種になったのが1994年ころとされており、今ではロシアからの飛来個体からの発生と考えられている。北海道や東北地方で採集された個体や、ロシア南東部の個体の特徴はいずれもヨーロッパ産のオオモンシロチョウの特徴と一致するため、直接ロシアから飛来した可能性の方が高い。
母蝶は食草に数十卵をまとめて産卵する。幼虫は集団で生活するため、周辺の食草を食べつくしてしまうことも多い。ヨーロッパではアブラナ科植物の大害虫。
現在の分布は東北地方北部までだが、これ以上の南下はないようだ。これは幼虫が高温と高湿度に弱いこと、農薬に対する耐性が弱いためのようだ。
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