国産蝶類標本写真館
テングチョウ
Libythea celtis

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東京都産 表面 |
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東京都産 裏面 |
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分布:北海道、本州、四国、九州、南西諸島。北海道、東北地方北部、八重山諸島では少ない。
生態:年1回、5月から7月に発生し、真夏は休眠する。秋季に再び活動し、成虫で越冬後に産卵する。暖地では第二化が発生することがある。成虫は樹林周辺、渓流沿いなどに生息し、湿地で良く吸水する。飛び方は敏速で、花に吸蜜に来る。
食草:エノキ、エゾエノキ、クワノハエノキ。
頭部の先端が天狗の様に長く伸びるため、テングチョウの名が付いている。
本州中部では平野部から山地帯まで、普通に見られる蝶だ。新成虫は6月頃に羽化するが、羽化直後の成虫は食草の付近で日光浴をしたり、あまり活発ではない。羽化してしばらくたつと姿が見えなくなり、秋に再度活動する成虫を見ることができるようになる。第二化が発生することもあるので、真夏に休眠する前に産卵する個体があるんだろう。
成虫で越冬するが、越冬した個体は春早くから活動を始めるが、路傍で日光浴しているテングチョウを見ると、冬の終わりを感じさせてくれる。
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