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ゴトウヒラタクワガタ
Dorcus titanus karasuyamai
ヒラタクワガタの亜種で、五島列島に分布している。以前はツシマヒラタクワガタと同じ亜種とされていたが、近年整理されイキヒラタクワガタと共に新しく記載された。
大顎はツシマヒラタクワガタと同様に長く前方に伸び、ツシマヒラタクワガタとよく似ている。夏季に樹液に普通に見られ、灯火にも良く飛来する。
飼育はヒラタクワガタと同様で、♂は他のヒラタクワガタと同様に、交尾をいやがる♀を攻撃することがあるため注意が必要だ。飼育方法はこちら（飼育方法ヒラタクワガタ）を参考にしてください。
五島列島は長崎西方の海上に浮かぶ島々で、大小１４０余りの島々からなっている。そのうちゴトウヒラタクワガタが分布してる島は宇久島、寺島、上五島、大島、野崎島、六島、納島、斑島、小値賀島、頭ヶ島、平島、中通島、若松島、日ノ島、有福島、漁生浦島、上中島、奈留島、前島、久賀島、椛島、嵯峨ノ島、福江島、下五島、黄島など、間違ってたらすいません。何せ島の名前が多く、良くわかりません。五島列島に行くには福岡と長崎からフェリーが、長崎から高速船が福江や奈良尾などに、空路は長崎から福江に出ている。観光でも有名な島々なので、大きな島には比較的アクセスは良い。近隣の島々には定期船が出ているが、もちろん人が住んでいる島にしか定期船はない。どこの島に定期船が出ているのか良くわかりませんので悪しからず。
五島列島で一番渡航しやすいのは福江島になる。五島列島の中心とも言う島で、空路、航路はこの島が中心になる。海が綺麗で他の島も回ってみたくなるが、クワガタ目的ならばこの島だけで十分だ。樹林は結構残っていて、市街地近くの裏山みたいな場所にも普通にクワガタは見られる。ゴトウヒラタクワガタはツシマヒラタクワガタやイキヒラタクワガタと同じく大顎が長くなる系統のヒラタクワガタで、福江島でも比較的個体数は多い。本土の個体群の血も多少混ざっているようで、本土の個体群と対馬の個体群の中間的な感じがする亜種で、ツシマヒラタクワガタよりやや大顎の長さが短い。樹液に来ている個体を見ることが多いが、トラップをかけると集まってくる。海は綺麗だし島々の景色は大変素晴らしい。五島列島は南西諸島の島々と違った美しさがある。
| 福江島産70mm | 福江島産70mm |
| 福江島産66mm | 福江島産66mm |
| 福江島産61mm | 福江島産52mm |
| 福江島産♀ | 福江島産♀ |
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