日本のヒラタクワガタ

ヒラタクワガタの分布
国内に分布するヒラタクワガタの種類は、ヒラタクワガタ、チョウセンヒラタクワガタ、スジブトヒラタクワガタの3種になる。ヒラタクワガタは分布する地域により、ヒラタクワガタを初め12の亜種に分けられている。離島ではほとんどの場所のヒラタクワガタが別亜種となっている。亜種として分けられていない離島は、伊豆諸島北部、隠岐、熊毛諸島などになる。
ヒラタクワガタは暖地性の種で、東北地方では少ないが、本州西南部では普通に見られる種類となる。成虫は夏季に樹液の出る木で見られるが、日中は洞や樹皮の隙間、木の根元に隠れていて、夜間に樹液を吸いに出てくる。
ヒラタクワガタは国外に広く分布しているオオヒラタクワガタと同じ種とされていて、国外に分布している個体群とも交尾、産卵し雑種が羽化する。そのため、交雑には十分な注意が必要だ。
チョウセンヒラタクワガタは日本では対馬に分布し、国外では朝鮮半島から中国に分布する。あまり個体数が多い種ではないが、平野部の林でよく見られる。
スジブトヒラタクワガタは奄美群島特産種で、海外には分布しない。生息地では普通に見られる種で、活動期の個体数は多い。♂♀とも上翅に深いスジがあり、特徴的な種類だ。
○ ヒラタクワガタ
○ ハチジョウヒラタクワガタ
○ ツシマヒラタクワガタ
○ ゴトウヒラタクワガタ
○ イキヒラタクワガタ
○ タカラヒラタクワガタ
○ アマミヒラタクワガタ
○ トクノシマヒラタクワガタ
○ オキノエラブヒラタクワガタ
○ オキナワヒラタクワガタ
○ ダイトウヒラタクワガタ
○ サキシマヒラタクワガタ
○ チョウセンヒラタクワガタ
○ スジブトヒラタクワガタ
ヒラタクワガタ各種の比較
ヒラタクワガタ各亜種の比較
ヒラタクワガタ分布図
種類別解説
ヒラタクワガタ
国内では東北地方南部以南に広く分布している。東京のような都市部でも、昔からの森が残っているような場所には、生息している場所が多い。関東地方では局地的な分布をしているが、中部地方以西では普通に見られる種類になる。
海外では東南アジアに広く分布していて、全てが同じ種とされている。本州から九州までは普通に見られる場所が多いが、南西諸島では多産する島が多い。幼虫はやや湿度が高い朽ち木を好み、地表部から地中部の朽ち木によく見られる。
日本では対馬だけに分布している。外国では朝鮮半島から中国の東部に分布している。
対馬では海岸線近くの林に多く、山間地にはいるとツシマヒラタクワガタが多くなる。大型の個体で50mmを超えるが、野外では30mm台までの個体が圧倒的に多い。
あまり飛翔はしないようで、灯火にはほとんど来ない。主に地上を歩行して移動しているようで、地上近くの樹液に良く来ている。幼虫は地中の朽ち木を食べていると思われるが、観察例はほとんどない。飼育はやや難しい。
奄美群島に分布する日本特産の種類だ。♂♀とも上翅に深いスジがあり、夏季には普通に見られる種になる。大型の個体で70mm程度になるが、野外では中型から小型の個体がほとんどだ。
各種の樹液に見られるが、地上から低い場所の樹液に多い。幼虫は地中部の朽ち木に入っているが、成虫の個体数が多い割には採集しにくい。
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