オキナワヒラタクワガタ
Dorcus titanus okinawanis



ヒラタクワガタの亜種で、沖縄本島と周辺の島に分布している。大型の個体で70mmほどになるが、中型から小型の個体が多く奄美群島や八重山諸島で見られるような大型の個体はほとんど見られない。
活動期の個体数は多く、樹液やトラップに多数の個体が集まる。灯火にも良く飛来する。
飼育はヒラタクワガタと同様で、♂は他のヒラタクワガタと同様に、交尾をいやがる♀を攻撃することがあるため注意が必要だ。飼育方法はこちら(飼育方法
ヒラタクワガタ)を参考にしてください。
沖縄本島は日本の離島で一番大きな島で、早い時期に大陸から切り離されたせいか特産種も多数知られている。沖縄本島南部は太平洋戦争の激戦地で、地形が変わるほど艦砲射撃を受けたせいか、ほとんど自然林は残っていない。沖縄本島北部は貴重な自然が残る地域で、生物相は豊富だ。ヤンバルテナガコガネを初めとした特産種のほとんどは、沖縄本島北部の森林地域に分布している。大きな島で人口も多いため、空路、航路ともに発達していて、各地から直行便が出ている。空路の場合は数時間で沖縄本島に着くことができる。沖縄本島の周りには多数の島が点在しているが、有人島には定期船があるし、一部の島は橋で沖縄本島とつながっている。沖縄本島、周辺の島ともに一部の島を除いてアクセスは悪くない。
オキナワヒラタクワガタは沖縄本島と周辺の島々に見られるヒラタクワガタの仲間で、夏季には比較的多くの個体を見ることが出来るが、南西諸島のヒラタクワガタにしてはやや少な目かもしれない。成虫の体型はアマミヒラタクワガタと似ているが、大顎の形や体型は比べて見るとかなり異なっている。小型の個体がほとんどで、大型の個体は少ない。ノコギリクワガタも同様だが、奄美大島や徳之島の個体群の方が全体に大型で、オキナワヒラタクワガタは見られる個体の平均は小さくなる。小さな島に分布している個体群の方が大きいのは不思議だ。ヒラタクワガタで一番大型の個体群は、もっと小さな島に分布しているサキシマヒラタクワガタだが、競合種や天敵が多い環境でオキナワヒラタクワガタは進化してきたんだろうか。
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