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サキシマヒラタクワガタ
Dorcus titanus sakishimanus

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 ヒラタクワガタの亜種で、八重山諸島に分布している。大型になる亜種で、最大の個体では80mm近い個体も見られる。活動期の個体数は非常に多く、樹液や灯火には多数の個体が集まる。
 分布する島によって若干の変異があるが、亜種には分けられていない。
 飼育はヒラタクワガタと同様で、♂は他のヒラタクワガタと同様に、交尾をいやがる♀を攻撃することがあるため注意が必要だ。飼育方法はこちら(飼育方法ヒラタクワガタ)を参考にしてください。


 八重山諸島は日本最南部の島々。ハワイのホノルルとほぼ同じ緯度になる年平均気温24℃の亜熱帯の島々だ。有人島は12、無人島は14の島々からなっている。人口は各島あわせて約50,000人、石垣島が一番多く約44,000人と多くを占めている。経済の中心は石垣島で、各地から空路がある。空港があるのは石垣島と与那国島で、与那国島には石垣島から30分ほどで渡ることができる。長距離航路は沖縄本島、大阪、名古屋から出ているが、少々時間がかかるのが難点。飛行機を使えば数時間で行くことが出来るのでアクセスは良い。石垣島から周辺の島々に渡れるようになっていて、波が高くなければ簡単に渡ることができる。
 八重山諸島は台湾に近い島々で、鹿児島県南部から連なる南西諸島の最南部の島々になる。大陸と共通する種類も多く分布していて、独特の動植物相を持っている。大陸で絶滅してしまったと思われる種類も分布していて興味深い島々だ。珊瑚礁で出来た島が多いが、石垣島、西表島、与那国島は水没せずに残った島のようで、古い種類の動植物が多く分布している。与那国島は一度水没したと言われることが多いが、動植物相から見ると水没していない可能性の方が強い。
 サキシマヒラタクワガタは八重山列島に分布するヒラタクワガタの仲間で、石垣島、竹富島、小浜島、黒島、新城島、西表島、鳩間島、与那国島の分布が知られている。日本のクワガタでは大型になる亜種で、最大の個体では80mm程度になる。体長はツシマヒラタクワガタの方が大型の個体が知られているが、横幅がある体型のため体積では日本のクワガタの中では最大になる。熱帯系のヒラタクワガタの体質を多く引き継いでいるようで、野外でも比較的大型の個体が多い。日本のヒラタクワガタの中で、平均体長はトップクラスになる。個体数も多く、夏季には樹液や灯火に多数の個体が飛来する。発生期は比較的長いようで、冬季にも少数の個体が野外で活動しているようだ。


                
石垣島産60mm 石垣島産60mm

                
石垣島産60mm 石垣島産60mm

                
石垣島産♀ 石垣島産♀


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