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リュウキュウコクワガタ
Dorcus amamianus nomurai 

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 リュウキュウコクワガタの亜種で、沖縄本島に分布する。リュウキュウコクワガタの中では最も個体数が少なく、樹液や灯火に飛来する。野外産の個体は小型の個体が多く、多くは20mm台になる。
 活動期間は長めで、トラップを地面近くにかけると見られる事が多い。幼虫は沢沿いなどの朽ち木に入っているが、あまりまとまって採集されることはない。
 飼育は気難しい面があり、産卵数は少ない。成熟期間が本土のコクワガタより長めで、後食を始めてからしばらくたってペアリングした方が失敗は少ない。リュウキュウコクワガタの中では、最も飼育しにくい種になる。飼育方法はこちら(飼育方法リュウキュウコクワガタ)を参照してください。


 沖縄本島は日本の島で一番大きな島だ。第二次世界大戦の激戦地としても知られていて、南部は地形が変わるほど艦砲射撃を受けている。歴史のある島で大和時代から記述があり、琉球王朝が栄えた島としても有名だ。戦後は米国の領土となっていたが、1972年に日本に返還されている。現在は沖縄県の中心地として各地からの空路、航路も発達し、アクセスも良い。
 沖縄本島は大陸棚の縁にあった山地帯で、地殻変動の際にも水没することが無かったため、大陸と共通する生物や植物の種類も多い。独特の進化をした種類も多く、特産種や特産亜種も多く分布している自然豊富な島だ。戦争であまり被害を受けなかった北部の地域は森林が多く残っているが、最近は開発やダムなどにより森林も少なくなってきている。
 リュウキュウコクワガタは沖縄本島に分布するクワガタで、コクワガタの名前が付いているが本土のコクワガタとは全くの別物になる。体型は小さいが、大顎はオオクワガタに似たような形になる。同じ仲間は奄美群島から八重山諸島まで分布しているが、大陸周辺部で独自に進化した古いタイプのクワガタが周辺部の島々に残された種類と思われる。種として勢力がある種類ではなく、どこの産地でも個体数は少ない。活動期は6月から8月で、樹液に来るようだ。トラップをかけると見られることもあるが、場所によっては全く見られないこともある。足が長く符節も長いため、樹上生活に適しているようで、成虫の生活の本拠は枝先にある様だ。幼虫は沢沿いなどのやや軟らかい倒木に見られるが、成虫同様に個体数は多くない。リュウキュウコクワガタの中では小さな個体が多く、20mm台の個体がほとんど。飼育しても小さな個体が多く、40mmは越えそうもない。


               
沖縄本島産34mm 沖縄本島産34mm

               
沖縄本島産34mm 沖縄本島産34mm

               
沖縄本島産34mm 沖縄本島産34mm

               
沖縄本島産♀ 沖縄本島産♀


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