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タカサゴノコギリクワガタ
Prosopocoilus motschulsii

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分布:台湾
形態:ヤエヤマノコギリクワガタより大顎は太く、内歯の基部よりと中央先端よりに2本、その間や先端にかけては小歯を有する。
生態:平野部から低山地にかけて分布する。以前から個体数は少なかったが、平野部から低山地は開発が進んでいるためか、最近では個体数がさらに少なくなったようで、ほとんど採集できなくなった産地が多い。以前の産地は見られなくなった所が多いが、あまり知られていない産地がいくつかあるようで、その様な場所ではある程度の個体数が採集されているようだ。
 生態はヤエヤマノコギリクワガタに近いようで、6月頃が最盛期となる。灯火で採集されることが多いが、ヤエヤマノコギリクワガタと同じように日中は樹上で樹皮を剥いで樹液を吸っている。高温と乾燥に注意すれば飼育は簡単で、飼育で大型個体を羽化させることも比較的簡単だ。飼育方法はヤエヤマノコギリクワガタと同じ方法で飼育できる。こちら(飼育方法ヤエヤマノコギリクワガタ)を参考にしてください。


 台湾は中国大陸福建省の南東に位置している熱帯の島で、その面積は約3万6千Kuと日本の九州よりやや小さい。島の南北には中央山脈が続いており、これらの山脈は島の面積の約55% を占めている。また、嘉義市の南郊に北回帰線が横切っており、回帰線以北は亜熱帯、以南は熱帯に属している。人口は約2,078万人で、漢民族が98%を占めている。首都台北には約270万人が生活している。
 緯度からみると、一年を通して暑そうな印象があるが、沖縄同様冬は案外寒くなる。と言っても雪が降るわけではなく、セーターが必要になる程度。 5月末から6月末までは日本同様に梅雨があり、7月から9月にかけては台風が多く来襲する。この時期がもっとも暑く湿度も高い。
 日本からは台北に国際便が出ているが、沖縄航路の客船で台湾に渡ることもできる。南西諸島の交通が不便な地域に行くより、台湾に行くだけなら簡単。でもそこからは結構大変、良く知られている採集地は台湾中部で、鉄道での移動が主。北部にも烏来と言う採集地はあるが、ここは台北からバスで行けるし、ナイターの良産地として知られている。時間がない方にはいい場所かも。行ったことがないので良くわからないので、責任は持てませんが・・・。
 タカサゴノコギリクワガタはヤエヤマノコギリクワガタと同様に、平野部から低山地に見られる。近年個体数が激減している種で、以前からの産地ではほとんど採集できなくなったようだ。それでも人知れずに残っている産地は多いようで、台湾の虫屋さんは「採りにくくなったが、採れない種ではない」と言っていた。個体数は石垣島あたりと同じ様な状況のようで、低山地の灯火をこまめにさがせば採集できるようだ。ヤエヤマノコギリクワガタ同様にあまり大型になる種ではなく、最大の個体で57mm程度、50mm程度で大歯形になるが、野外では中型から小型の個体が圧倒的で、大型の個体は少ない。


    
♂55mm ♂55mm

    
♂50mm ♂50mm

    
♂48mm ♂48mm

    
♂55mm



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