外国産コガネムシ飼育方法
ワリックツノハナムグリ

飼育難易度 |
★★★ |
★やさしい〜★★★★★難しい |
飼育のポイント |
産卵数は多いが、幼虫の死亡率が高い。 |
成虫の飼育 |
転倒すると弱るので、起き上がれるように足がかりを入れる。 |
成虫飼育温度 |
25度前後、高温、蒸れには弱い。 |
成虫の寿命 |
活動開始後1〜2月。 |
産卵部位 |
マット内。 |
ペアリング |
雌雄同居で問題ない。雌単独で産卵させる場合は定期的に交尾させる。 |
産卵数 |
30〜50卵。 |
幼虫飼育 |
微粒子のカブト用マットで十分に成長する。 |
幼虫の管理温度 |
できれば夏季25〜30度、冬季は10度を切らないように。 |
幼虫飼育容器 |
雌雄とも0.5リットル程度。 |
幼虫期間 |
ほとんどの個体は約5月。 |
蛹化時の注意 |
高温と過湿に注意。高温、過湿では死亡するか羽化不全になる。 |
羽化後活動までの期間 |
秋に繭の中で蛹化、羽化し、成虫で越冬する。 |
活動開始後、産卵までの期間 |
活動開始後すぐに交尾、産卵可能となる。 |
成虫の入手
ワリックツノハナムグリは東南アジアに広く分布する種で、同じ仲間を含めると朝鮮半島、台湾からインド、タイまで広い分布域を持っている。ワリックツノハナムグリはこの種は仲間も含めて同じような生態を持っていると思われる。タイやインドの分布は山地帯に限られ、分布の中心は暖帯林の上部になるようだ。
発生期は春季で個体数はどの産地でも多いようだ。台湾産やタイ産の成虫が良く入荷している。4〜5月がこの種の活動期になるため、その頃に専門店や通販店に問い合わせてみると良い。コガネムシの寿命は短いため、発生初期の個体が入手できれば一番良い。
産卵セット
野外産飼育品とも、成虫は活動を開始すれば交尾、産卵が可能となっている。雄は雌を攻撃することはないため、雌雄同居で問題ない。コガネムシは交尾回数が多いほうが産卵数が多いようで、特別な理由がなければ最後まで雌雄同居で飼育したほうが良い。
産卵容器は深めの容器が良く、プラケースならば中か大を使用する。ケースにマットを7分目まで入れ、マットの表面にエサ台と転倒しても起き上がれるように木片や樹皮などを入れておく。マットはカブトムシのように押し固める必要はないが、あまりゆるいとマットにもぐりにくそうなので、少し押し固めておく。マットの表面は常に湿っている状態がいいが、過湿にならないように注意して過湿の状態になりそうだったら通気で調整する。
産卵に使うマットはカブトムシ用のマットに腐葉土を混ぜたもので良いが、粒子が細かい方が産卵数が多い。カブトムシ用マットを使用する場合は軽くミキサーなどで細かくしてやったほうが良い。コガネムシ用のマットを使う場合はそのままで良い。
卵はマットの中にばら撒くように産み付けられている。産卵セットは成虫が死亡するまでそのままにして、幼虫になってから回収する。成虫の寿命は長くても2月程度なので、その間はエサ切れと温度に注意して保管する。
幼虫飼育
産卵された卵は約2週間程で孵化する。孵化当初の幼虫は小さいが体が固まるとマット内を移動する。回収する容器は最初は小さな容器でもかまわないが、幼虫は成長が早く、初令、2令の期間はそれぞれ20日程度だ。幼虫は最初は500cc程度の容器に、その後3月後にエサ交換すると蛹化までそのままいくことが多い。容器にマットを入れるときは、クワガタのようにマットを硬く詰める必要はなく、軽く抑える程度にする。
幼虫はあまり活発ではなく、マット交換の時などはだらっとして死んでいるかと思う事がある。心配しなくてもそのままマットに潜っていくため、あまりいじくらない方がよい。
幼虫に与えるマットはカブトムシ用マットでかまわないが、できればカブトムシ用マットと腐葉土を半分ずつ混ぜてしばらくたったものを与えると良い。マットはカブトムシと同様の湿度でいいが、過湿の状態には強くなく死亡する事もあるので容器の通気をよくしてやる。また、湿度が多いと蛹になる時期にダニが発生して繭に中の幼虫が食べられてしまうことがある。幼虫が死亡してからダニがつくのか、ダニがつくから死亡するのか分からないが、いずれにしても過湿の状態は良くない。幼虫の保管温度は20〜25度で問題なく成長する。幼虫期間は孵化後5月程で繭を作り始めることが多い。夏の終わりくらいに繭を作り、蛹化、羽化しそのままの状態で越冬する。
蛹化から羽化
意外かもしれないがワリックツノハナムグリは秋に羽化し、成虫で越冬する。繭を作るのは夏の終わりくらいになる。そのまま蛹化、羽化し、繭の中で越冬する。越冬期間はかなり低温でも問題なく、乾燥に注意して暗く静かな場所に保管をする。活動を開始するのは暖房なしの場合の室内飼育の場合は4月頃になる。この頃になると繭の中の新成虫は自分で繭を壊し活動を開始する。活動開始した新成虫はすぐに交尾、産卵が可能なため、あらかじめ産卵セットを作っておくこと。
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