国産オサムシ標本写真館

アイヌキンオサムシ
Megodontus kolbei aino

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分布:道北(石狩山地)〜道央(大雪山地)〜道東(根釧台地)。

生態:高山地や寒冷地に生息。分布は局地的。

 体色は赤・緑・青などの強い金属光沢があり美しい。オオルリオサムシに似るが、頭部の長さ(特に複眼から胸部までの長さ)がオオルリオサムシより短く、前胸背板の形状が異なることで区別できる。
 体長は一般にオオルリオサムシより小さいが、地域によっては変わらない場所もある。
 道南に行くにつれて前翅の条線が途切れて点状に近くなり、反対に道北、道東に行くと条線は途切れず線条になっていく傾向にある。

 産地によって異なるが、オオルリオサムシは8月の暑い時期は活動しなくなるが、アイヌキンオサムシは高地に生息するためか主に夏場から見かけることが多くなる。成虫・幼虫ともにカタツムリを捕食する。
左から 北海道根室市産、北海道河東郡産、北海道根室市産