国産オサムシ標本写真館

アキタクロナガオサムシ
Apotomopterus porrecticollis porrecticollis

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分布:本州。

生態:成虫は平地から山地に生息し、幼虫、成虫ともミミズや蛾の幼虫を食べる。越冬態は成虫で、朽ち木の中で越冬することが多い。成虫は越冬後に交尾、産卵を行う。

 本州に広く分布しているが、産地は局地的。関東から中部地方の太平洋側や紀伊半島南部、中国地方西部には分布していない地域が多い。
 細長い体型で、前胸背は青い個体が多い。石灰岩質の場所では前胸背の青色が強くなるようだ。分布は局地的だが、生息地の個体数はそれほど少なくない。
 体長23〜31mm。黒色。背面は光沢が乏しく、前胸背板、上翅側縁部などは多少とも青紫色をおびる。体は細長い。前胸背板は幅より長さが大で中央より前方で最も広い。
左♂新潟県産 右♀石川県産