国産オサムシ標本写真館

アオオサムシ 
Carabus insulicola insulicola

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分布:本州(関東平野南部の多摩川以西と房総半島南部)。

生態:成虫は平地から低山地の雑木林やその周辺に生息し、幼虫、成虫ともミミズを主食とする。越冬態は成虫で、崖の肩の部分で越冬することが多い。成虫は越冬後に交尾、産卵を行う。

 本州の房総半島南部と関東平野南部の多摩川以西に分布するアオオサムシの原名亜種。分布の西限は静岡県で、房総半島南部の個体は赤から赤紫色になる。房総半島の分布域は鴨川から保田を結んだ線以南になる。
 房総半島の個体群はカントウアオオサムシと分布が接しているため、房総半島中部まで移行帯がある。関東地方南部から静岡県にかけて分布する個体群は多摩川を境にこの亜種が分布する。地表性の昆虫にはたいして大きく思えない多摩川でも簡単には越えられないようだ。
神奈川県産