国産オサムシ標本写真館

エゾカタビロオサムシ
Campalita chinense

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分布:
北海道、本州、四国、九州。南西諸島のかなりの島からも記録がある。

生態:成虫は初夏から秋季まで見られる。夜行性でヨトウムシの幼虫を主食とする。成虫は灯火にも飛来する。

 飛ぶことが出来ないオサムシの仲間の中では飛べる仲間。その中でも最も普通に見られる種類になる。夜行性でヨトウムシなどの幼虫を食べているため、日中は見つけにくい。夜間灯火にも飛来するので、灯火を見回るほうが観察しやすい。
 平野部から低山地に多い種で、都市部にも分布している。そのためか都会の公園近くの灯火で見かけることも多い。草地や畑などの環境を好むようで、河川敷などには以外に個体数が多い。
♂鹿児島県産 ♀宮崎県産