国産オサムシ標本写真館

エゾマイマイカブリ 
Damaster blaptoides rugipennis

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分布:北海道。

生態:平地から山地に生息し、幼虫、成虫ともカタツムリを食べる。越冬態は主に成虫で、朽ち木中で越冬する事が多い。成虫は越冬後に交尾、産卵を行う。

 北海道に分布するマイマイカブリの亜種。頭部上面と前胸背は光沢があり、緑から銅赤色を帯びる。マイマイカブリの亜種の中ではキタマイマイカブリとともに割と綺麗な亜種。
 北海道に広く分布していて、見かけることも多い種だ。この仲間は首が長いのが特徴で、カタツムリに頭をつっこんで大顎で軟体部に咬みつき、消化液を注入して溶けた軟体部を食べる。肉食の昆虫に共通するが、大型の甲虫の割に成長は早く、2月ほどで成虫になる。産卵期間が長いためであろうか、冬季に幼虫が見つかることも多い。
北海道産