国産オサムシ標本写真館

ムロウオサムシ
Carabus iwawakianus muro

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分布:
室生山地

生態:主に森林内の地表に住み、ミミズや小昆虫などを捕食する。後翅は退化していて飛ぶことができない。

 イワワキオサムシの室生山地に分布する亜種。分布はやや局地的。
 体長 20〜26mm。従来からイワワキオサムシは基亜種と紀伊半島のキイオサムシに分けられていたが、1996年に分布域北東部のヌノビキオサムシ、志摩半島のシマオサムシと図示した室生山地のムロウオサムシの3つの亜種が新しく記載された。
 室生山地は、奈良県宇陀市から三重県名張市にかけての山地。最高峰は倶留尊山(くるそやま、くろそやま)で標高1038m。他に住塚山(1009m)などがある。火山群で室生火山群とも呼ばれる。高見山地とともに室生赤目青山国定公園に指定されている。
奈良県宇陀郡産