国産オサムシ標本写真館

ヌノビキオサムシ
Carabus iwawakianus narukawai

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分布:
近畿地方北東部

生態:主に森林内の地表に住み、ミミズや小昆虫などを捕食する。後翅は退化していて飛ぶことができない。

 イワワキオサムシの近畿地方北東部に分布する亜種。分布はやや局地的。
 体長 22〜27mm。従来からイワワキオサムシは基亜種と紀伊半島のキイオサムシに分けられていたが、1996年に室生山地のムロウオサムシ、志摩半島のシマオサムシと図示した分布域北東部のヌノビキオサムシの3つの亜種が新しく記載された。
 背中は銅色または黒色でで緑色がかっているか。脛節と付節は赤褐色をしている。イワワキオサムシよりサイズが大きく、前胸が広く、上翅の肩のあたりがつき出ていることで区別される。分布域は鈴鹿山地と布引山地の南部。
三重県鈴鹿郡産