国産オサムシ標本写真館

デワクロナガオサムシ
Leptocarabus arboreus akitanus

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分布:
北海道(秋田から山形)

生態:体色は光沢のない黒色。平地から山地に分布していて、幼虫、成虫ともに昆虫やミミズを捕食する。ミミズ以外にも蝶や蛾の幼虫など、色々なものも食べる。越冬は成虫で行い、朽木内や土盛りや斜面などの土中で行う。

 本州の秋田から山形に分布するキタクロナガオサムシの亜種。体色は光沢のない黒色で、これといった特徴に乏しいため亜種の違いは見た目ではほとんど区別できない。
 体長 18.5〜33mm。黒色または赤褐色で背面は光沢を欠く。前胸背板側縁部は細く縁取られる。後方をのぞきほぼ均一に隆起する。正中線は細く、明瞭。オスの交尾器は内袋先端部の縁膜がほとんど角化せず、突出しない。


秋田県産