国産オサムシ標本写真館

エサキオサムシ
Carabus albrechti esakianus

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分布:
本州(関東〜新潟)

生態:広葉樹林などの湿潤で、日中もやや暗い環境を好む。成虫は崖や朽木内に孔を穿ち、その中で単独で越冬する。日中は地表の落葉下などに潜み、夜間盛んに徘徊して餌を探す。歩行は敏速で、活動に活発する。後翅は退化していて飛翔できない。

 北海道、本州(中部以東)に分布するクロオサムシの亜種。通常は赤銅色をしているが、緑色や黒色が強い個体も見られる。越冬成虫が3月下旬〜5月上旬、新成虫が6月下旬〜10月に見られる。
 多くの地上性の小形動物を餌としているが、ミミズやカタツムリ、鱗翅目幼虫などを好む。また、カエルやトカゲ、ヘビなど小動物の死骸にも集まる。



栃木県産