国産オサムシ標本写真館

ツクバクロオサムシ
Carabus albrechti tusukubanu

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分布:
本州(茨城県筑波山周辺)

生態:広葉樹林などの湿潤で、日中もやや暗い環境を好む。成虫は崖や朽木内に孔を穿ち、その中で単独で越冬する。日中は地表の落葉下などに潜み、夜間盛んに徘徊して餌を探す。歩行は敏速で、活動に活発する。後翅は退化していて飛翔できない。

 筑波山周辺に分布するクロオサムシの亜種。多くの地上性の小形動物を餌としているが、ミミズを好む。また、カエルやトカゲ、ヘビなど小動物の死骸にも集まる。
 銅色の個体がほとんどだが、緑色の個体も見ることができる。


茨城県産