国産オサムシ標本写真館

ヒダオサムシ
Carabus arrowianus hidaosa

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分布:
本州(岐阜県、長野県)。

生態:成虫は雑木林やその周辺に生息し、幼虫、成虫ともミミズを主食とする。越冬態は成虫で、崖の肩の部分で越冬することが多い。成虫は越冬後に交尾、産卵を行う。

 ミカワオサムシの亜種で、ミノオサムシの北東部に分布する亜種。
 ミカワオサムシとアオオサムシは近い関係にあるようで、アオオサムシの西側に分布する個体群はミカワオサムシの亜種であるテンリュウオサムシのDNAが含まれているらしい。交雑種も見られるようなので、従来の分類によれば本来はアオオサムシとミカワオサムシは同じ種と言うことになる。オサムシだけ分類方法が違うのはこじつけで手前味噌といわれてしまう理由の一つ。DNAによる分類が採り入れられるようになってから、オサムシの分類はこじつけととれるようなことが多く、なんか変だ。
岐阜県産